高血圧症-水分摂取指導なしのリピート患者

高血圧症の薬を常用している高齢者をよく目にします。

高血圧者数は約4300万人、高血圧に起因する死亡者は年間10万人
脳卒中罹患(原因)と心血管病死亡の半数が高血圧によるものだそうです。

今日の治療指針2020では、生活習慣指導と薬について書かれており
「生活習慣の修正(指導)項目」は
1.食塩制限
2.野菜・果物の積極的摂取 飽和脂肪酸・コレストロールを控える 低脂肪乳製品・多価不飽和脂肪酸の推奨
3.適正体重の維持
4.運動療法(低強度)
5.節酒
6.禁煙

水分摂取について全く書かれていませんでした。以下に高血圧と水分の記事です。


高血圧の方は水分が重要

水分補給と血圧の関係

水を飲めば血圧が下がる

血圧と水分の関係

過剰な食塩・アルコール摂取習慣などがあった場合、それは修正すべきですが、
1日に必要とされる水分摂取量約1.2リットル以上(1.2は最低であって生活習慣により必要量増加)ができているのか
日本の場合、水分摂取を意識的にできている方が稀なので
まず、水分摂取不足による高血圧を疑うべきです(高齢者ならなおさら)。項目に含まれないのは理解できません。
治療として、水分摂取に全く触れないのは都合が悪いからでしょう(過剰な塩分により水分がたまりという記述は逆に水分が悪いという印象を与えています)。血圧の安定化に水分は影響します。
メニエール病では、水分摂取の指導が書かれているので書けないわけではないのです。

ネット検索調査として、「高血圧 治療」「高血圧 予防」で検索しました。(最後に参照資料として置いておきます。)

上から10サイト調べると、民間病院では水分摂取について、ワタナベ国際病院が「利尿剤(余分な水分塩分を排出)この時、脱水症に気をつけて水分補給」が唯一触れています。国立循環器研究センターが唯一特殊な感じで水分摂取が書かれていました。

全体としてガイダンスに忠実に従っているようですが、利尿剤という記述が気になりました。メニエール病の水分摂取療法に関係する記事で出てきますが、高血圧病でのアルコールの関係は脱水症になりやすいので、脱水症患者に利尿剤を出しても、乾燥した雑巾を再度絞るようなもので効果があると思えません、むしろ悪化します(イソバイトの注意書き)。脱水症患者に利尿剤を飲ませて腎臓に負担がかからず無害なのか気になります。有害なら腎臓を破壊する行為です、メニエール病では自覚のない脱水傾向症患者に水分摂取の注意無しに利尿剤(たぶんイソバイト-1㍑位のボトルだった。※成分カリウムは勘違い※)を出してきました、明らかに悪化したので服用を止め助かりましたが、従っていたら腎不全になります。また、運動も同様に推奨されていますが、運動前後の水分摂取が十分ないと脱水症状を悪化させるだけです。水分摂取が大きく関わっていると思われる病気は、同じ傾向の記述が多い(上記に加えてストレス・生活習慣・点滴など)のが興味深いです(※一般人の意見です)。

上記の高血圧と水分の記事が正確なら、医療業界全体で塩分・アルコール・喫煙などを目標にしてゴール(完治)にたどり着けない高血圧指導をやっているという事になります。

 

先日、水分摂取を心がけてるけど高血圧(163/94)という、ここの主張に不都合な高血圧症の人(元患者で改善しないので通院はやめた)と出会いました。詳細を聞くと、毎日ビール1缶と焼酎2杯を楽しんでいて、塩辛いものが好き、習慣的な運動後のプロテイン摂取もしていることがわかり、アルコールや塩分、タンパク質摂取の分、(分解・排出のための)必要水分量がかなり上がっているのにそれに相応するだけの水分摂取ができていないのと生活習慣の悪さが原因と推測できました(血尿追記余裕ある水分摂取の必要性の具体例です)。必要なのは、生活習慣と水分摂取両方の指導なのです。

(追加)別の高齢者で、アルコールは飲まない。高血圧で、薬をもらっているという人がいました。水分は、別の病気(結石?)もあって毎日3リットル飲んでいるということです。それでいて、くらくらするような立ち眩みがたまに起きるそうです。コーヒーは好きで、毎日4杯は飲むそうです。立ち話だったので時系列や信ぴょう性に問題がないはずがないのですが、おそらく、(毎日3リットルは気になりますが)水分摂取にコーヒーを含んでいる可能性はあるように思えます。コーヒーは水分摂取にはならず、アルコールに近く飲んだ分だけ水分を摂らないといけないものだと以前どこかで書きました。高血圧とコーヒーの関係記事は、高血圧を上げる下げるで混在したものになっています。とりあえず、コーヒーはほどほどでそれを補うだけの水分摂取が必要です。

自覚なく、毎日のアルコールとコーヒーが原因で高血圧症患者になっている人が多いように思えます。

(追加2023.12)コーヒーをお茶と同じ扱いにしたいという記載が、雑誌記事(腎臓特集)で見かけます。意図的に医者監修でやっていると思われるので注意してください、おそらく現在の隠れ脱水・体調不良者を増やす手口です。

医療コンサルの方が、定期的な継続関係が病院経営にとって大事というなかで、高血圧が解消して完治して患者が健康になっても、成功報酬は無いですし、患者(収益源)がいなくなってしまう(長期的な信頼と評判は得られますが同業への迷惑となる)だけなので、この患者の健康が不安定な状況は利益を追求する病院が望んでいるというのがわかります(公立病院も医師によって問題は起きるようです)。

この高血圧症も含めて、医者が治療の難しい難病(遺伝子による体質によるなど)と明言しているものが
実はただの水分摂取不足が原因と思われるものが多々あります。(例えば、突発性難聴メニエール病、めまい・たちくらみなど)
後述しますが、メニエール病は水分摂取療法という画期的?な新治療法により、
難病扱いで水分に触れず薬を出すだけのリピート患者で儲ける業界定番の仕組みが、その一角だけであっても方向修正されるという歴史的な出来事がありました。
業界内部でも医療行為とはとても言えない患者を貶める行為が限界にきているということでしょう。

なおさら現状が、厚生労働省と医者が病気の全容を隠すことで健康被害者を大量に出しているようにしか見えないのです。

 

参照資料 高血圧調査

 

高血圧症の余談

 柿の食べ過ぎによる柿胃石のニュースで知りましたが、指導での果物の推奨、食物繊維推奨は、脱水症の人の水を飲まない食生活で、腸閉塞、柿胃石などの原因となる危険なものの様です。(胃石には果物や野菜の繊維が集まった「植物胃石」・腸閉塞予防に水分)。

飲酒後の水分摂取が必要というのは有名ですがそれとは別に、水分摂取のデメリットについては後述しますが、その一つとして、飲酒との対立要素があります。個人の感想としては、水分摂取を日常しっかりしているとお酒が不味くなります。ビール1リットル飲むのを楽しめた時期があったのですが、過剰気味な水分摂取をするようになって、飲む気が起きない飲んでも途中で止めてしまう傾向になりました。周りに聞いても同じような印象です。逆に、運動直後にビールを飲むとすごく美味いというのは聞いたことがあるので、お腹での吸収具合が関係するんだと思いますが、お酒が何よりも楽しみという人に水分摂取習慣は相性が悪いのがわかります。飲酒前の数時間は水を飲まないとかで解決できる話なのかわかりませんが気になっています。

(検証)水分摂取が十分摂れない外出時に、帰り際500cc缶ビールを飲んでみました。結構おいしく感じたので楽しめるかなと思ったのですが、後半からお腹が張ってどうにか飲み切れたという感じです。大雑把な話ですが、体質として合わなくなるんだと思います。 

(検証2)外出時、結果的に90分ほど自転車を漕いだ後、夕飯や水分摂取をしてから、500cc缶ビールを飲んだのですがグビグビいけて15分程度で飲み干せました。運動後、排尿多いなとは思ったのですが、運動はかなり体内の水分を使います。運動後であればビールが楽しめるのがわかりました。同時に、水分摂取の注意無しに原因が慢性脱水症と思われる体調不良者に運動を勧める医者の悪意がわかります。

アルコール依存症患者に、薬を飲ませて酒を不味く感じさせるなら、水分摂取を徹底させて同じ効果を狙ったほうが健康に良いという発見(新しい断酒民間療法!)。

茅ヶ崎市の保健所 高血圧予防の食生活、こちらに問い合わせた結果、水分摂取の記述はあったほうが良いということで、<健康の基本>という別枠(4.睡眠不足、ストレスを解消しましょうの下部)で、水分摂取は健康のために大切です!が追加されました。個別に問い合わせて実績を積み上げるという活動方針ではないのですが、確かな実績として対応いただけました。担当者の方ありがとうございました。

簡単に加工できてしまうので証拠となりませんが、以前のスクショ画像。

メニエール病への余談)

メニエール病の水分摂取療法に関係する記事と(イソバイトの注意書き)、(水分摂取療法)を総合すると、水分摂取療法(~2006年ごろ)以前は、メニエール病患者に水分摂取を抑制することが常識でしたとあります。基本的に、業界全体で利尿剤を出して症状を悪化させ腎不全にしていたという事です。実際現場で、水分摂取に触れず、利尿剤を出しており、私の場合、悪化し自己判断で止めて逆に水分を摂って回復しましたが、その耳鼻科開業医にただの脱水が原因ではと問い詰めると無言、利尿剤の危険を問うと害はありませんとすら言っていました。イソバイトの注意書きの通り、脱水症での利尿剤は腎不全を引き起こします。また、2006年以前の治療指針では、急性時の対応として点滴の使用が書かれています。それらの記述から、水分との関連がうかがえる内容であり、専門家が脱水・水分不足に気が付かないはずがありません。メニエール病関係の何かしらの事情によって、関係者の必要があって、「水分摂取療法」が登場、水分摂取という文言が強く支配的になった可能性があります。判別がつかないため、とりあえず、「水分摂取療法」の関係者が善良でメニエール病の常識を変えてくれたというより、業界として限界だったという読みのほうが正確かもしれません。